道満晴明/ヴォイニッチホテル 1巻
とある南の小島。楽園のようなその常夏の地にあるホテルヴォイニッチ。そこを訪れる様々な人々による一風変わった群像劇が今幕を開ける!
- 道満晴明先生の一般紙連載
- でもやってる事はいつものような感じです
- ヤクザ・アンドロイド・ゾンビ・メイド・殺し屋・漫画家等々様々な人物が代わる代わる悲喜交々の人間ドラマを織り成していきます
- 表面のノリはシュールでも背景にはしっかりとした設定が見え隠れしているのでそれが表面化してくる今後が楽しみ
- うっかりすると誰も彼もがひょっこり死にかねない妙な緊張感が漂っています
榎本ナリコ/聖モエスの方舟 1巻
原案・設定協力:古橋秀之 作画:松本規之/黒きレ・ヴォルゥ 〜仮面の怪盗少女〜 上・下巻
時は20世紀初頭、絢爛たるパリの夜を一つの影が跳梁する。大胆不敵にして神出鬼没、その者の名は――怪盗紳士アルセーヌ・リュパン!
だがしかし誰もが彼の名を知っておきながら、彼の真実を知るものはない。その仮面の下に隠されているのは、弱冠16歳の少女なのだと!
内藤泰弘/血界戦線 -魔封街結社- 1巻
全てはたった一晩で起こった―一夜にして消えた都市ニューヨーク。そして一夜にて構築された都市ヘルサレムズ・ロット。異界と現世が交わるこの魔都に於いて、世界の均衡を保つという名目で暗躍する超人秘密結社があった。その名は『ライブラ』。記者を志す青年レオナルド・ウォッチ、彼がライブラのエージェントと出会った事から物語は始まった!
- 『トライガン』の内藤泰弘先生が描くSF伝奇アクション!
- よく見知った街並みの中を現世にはあり得ない異形の者達が闊歩し、剰えその異能を以て闘うという混沌とした世界観
- その奇妙な世界観に読んでいるとぐいぐい引き込まれる
- ザップの『血を刀状にして操る』ギミックがベタだけどツボ
- 4話後半、車を追い詰めるシーン。目まぐるしく変わるカメラアングルが尋常ではないスピード感を演出している
- その直後のシーンも飛び出したクラウスの左側を意図的に空白にする事によって、迫力の見開きに繋がる『タメ』を生み出すという凄い構成
- こればっかりは実際に読んで確かめて欲しい
- 読み切り版の血界戦線は今回収録されておらず
- 後書きの隅にtwitterIDが
- カバー裏のお遊びが無かったのは少し寂しいですね
とよ田みのる/友達100人できるかな 2巻
愛の存在を証明する為に友達を100人作るミッションを遂行中の直行。そんな彼の前に現れた同級生のユカリは、直行と同じ地球を救うミッションを受ける再来者だった!?怒濤の急展開を迎える2巻!
- 友達を10人作った記念として一旦元の世界に帰ってきた直行。だがしかし世界は宇宙人襲来による大混乱の渦中だった!世界に現状を説明する機会を与えられた直行は!?
- 守るべき家族と触れ合った瞬間文字通り「電流が走る」演出が印象的
- 道明寺さんのうっかりで滅亡しかける地球
- 子供独特の「残酷さ」を見せる新二郎。「大人」になってしまった直行は彼の見ている世界を理解して友情を結ぶ事が出来るのか
- 確かに昔はバッタとか手掴みで持てたのに今は出来ないなぁ……