高橋葉介/夢幻紳士 回帰篇
とある場末のバー、此処ではある噂が語られていた。何でも「彼」がよく酒を傾けていたという席で一人酒を嗜んでいると、何時しか夢現の狭間に落ち込み視えて来るのだと言う。妖しく美しく艶めかしい、黒衣を身に纏う男の姿が…
そして彼の残滓を求める女が又一人…今宵も怪奇を廻る夢が始まる…
- 夢幻紳士[怪奇篇]を作者自身がセルフリメイク、故に[回帰篇]
- 絵柄、構成、場合によっては結末までも一新
- 「吸血鬼」では結末で妹が流す涙の意味が180度変わっている
- 個人的にはこの結末に関しては前の方が好み、今回のは魔実也が「綺麗」すぎる
- 「蝙蝠」「夜会」辺りの魔実也が最も「夢幻紳士」らしいと感じるのだが
- 「しっかりと役得は頂きながら、結局は相手を冷たくあしらう」辺りが
- 「プロローグ」「エピローグ」で登場するバーテンは「夜会」で女性の喉を切り裂く悪夢に苛まれた彼か