荒木飛呂彦/STEEL BALL RUN 19巻
何者かの声に導かれデラウェア側に辿り着いたルーシー。だが、そこで待っていた声の主は、何と大統領だった…!
遺体総取りを目前にして、船に乗り目指す場所とは?一方、大統領の弱点を見つけたDioが再び追跡を開始する!
- 大統領vsDioの大激闘!
- どちらが勝ってもおかしくないと思っていたので非常に先の読めぬ展開になり恐ろしく盛り上がった
- Dioがあの伝説の擬音「ズギュウウウン」を再び!
- これでH・Pが本当にHerina・Pendletonだとしたら見事な1部の再現ですね
- あの極一部で話題になった「なん…………だと………!!」のシーンも収録!
- 最後の戦いに挑む前にお互いの秘密を打ち明け合うジャイロとジョニィ
- ジャイロの打ち明けた秘密が衝撃的すぎてもう、ね
伊藤悠/シュトヘル 2巻
西夏の文字を後世に伝える為宋国への旅を続けるユルール。彼がその道中出会ったもの。それは決して忘れ得ぬものだった…
- 「何かを捨て去る事で残る何かが進化する」そう述べ躊躇無く鼻を削ぎ落とした男・ベクテル。狂気の牙が"悪霊"に迫る!
- 祝宴の席でブツブツ呟きながら突然鼻を削ぎ落とし出したら周りに狂ってると思われてもしょうがない
- 「現実を知らないから言えたやろうと思った事を、知ってなお言えて、やれるように」
- ユルールは綺麗事ばかり口にしているが、ここまで言い切れるならばそれはそれで立派だ
- 仲間達が死んだ無念を知るのは自分だけ、自分が死ねばそれも消えると語るシュトヘルがユルールと出会い、文字の存在を知る事でその理念を揺さぶられる
- 「あした、わたしが死んでも消えないのか。…それが文字なのか――」
- 帯にも書かれている、彼女が吐露したこの言葉が印象
高橋葉介/夢幻紳士 回帰篇
とある場末のバー、此処ではある噂が語られていた。何でも「彼」がよく酒を傾けていたという席で一人酒を嗜んでいると、何時しか夢現の狭間に落ち込み視えて来るのだと言う。妖しく美しく艶めかしい、黒衣を身に纏う男の姿が…
そして彼の残滓を求める女が又一人…今宵も怪奇を廻る夢が始まる…
- 夢幻紳士[怪奇篇]を作者自身がセルフリメイク、故に[回帰篇]
- 絵柄、構成、場合によっては結末までも一新
- 「吸血鬼」では結末で妹が流す涙の意味が180度変わっている
- 個人的にはこの結末に関しては前の方が好み、今回のは魔実也が「綺麗」すぎる
- 「蝙蝠」「夜会」辺りの魔実也が最も「夢幻紳士」らしいと感じるのだが
- 「しっかりと役得は頂きながら、結局は相手を冷たくあしらう」辺りが
- 「プロローグ」「エピローグ」で登場するバーテンは「夜会」で女性の喉を切り裂く悪夢に苛まれた彼か
高遠るい/ミカるんX 4巻
その力は余りに傲岸不遜、故に自ら「神」を名乗りし最強最古の航海者レプス星人。地球の命を背負った美少女合大戦士ミカるんXの力は邪神へと届くのか!?
烈風吹き荒ぶ死の大地で今両者が雌雄を決する!
- 勝ったッ!第一期完!
- 「新生・魔法のブレスレット(玄人向け)略して島袋!!!」
- 愁いを帯びたイケメンであったヒミツさんはるんなのピンチを救うために2頭身ミニマスコットの島袋に変わりました
- ヒミツさんはこの期に及んでも傍観者なのかと思ったがこの戦いに命を賭ける覚悟を見せてくれて良かった
- 最終話・中編の上下二分割構成で話が進むのは面白い試み
- 最後の「ミカ…るん…」「クロォォォォォス!!!」の叫びでちゃんと上下が交差して逆になる所が素晴らしい
- その後の決め台詞はマイトガインから持ってくるんじゃなくて自分の言葉で決めてほしかった
- 激闘を終え生ガキで全滅する防衛組織
- 気が緩んでたにしてもずいぶん情けない理由だ…
小坂俊史/中央モノローグ線
皆川亮二/PEACE MAKER 4巻
大闘技都市でのバトルロイヤルを潜り抜け、次なる街に辿り着いたホープ達を新たな敵が待ち受けていた。超人的な能力で一瞬にして百人以上もの人間の生命を奪ったと言われる"深紅の処刑人"内で最も残虐な男、ピーター・エンフィールド。ビートは過去の因縁に決着を付ける為、ピーターとの決闘に挑むことに!
- ビート主役巻
- "死の魔術師"ピーターとビートの決闘シーンは余りの迫力に息が詰まるほど
- 見開きで山の稜線とそれに連なる街々を描いているページの書き込みが凄い
- 書くのに何時間かかるのだろう
- 早くもコニー・レヴィン再登場
- 仲間入りフラグをバリバリ立てる
- 主人公は今巻あんまり出番無し
- でも最後のおいしい所は持って行くよ!
長谷川哲也/ナポレオン 獅子の時代 12巻
ネルソン提督の執拗な追撃を躱し遂にエジプトへと辿り着いたフランス艦隊。アレクサンドリアを占領し一行が一時の休息を取る中、アブキール湾で駐留中のフランス艦隊にネルソン率いるイギリス艦隊が襲いかかる!
- 血と鉄と木片が飛び交う大迫力の海戦シーンが今巻の見所
- 両腕と片足を失っても船を指揮した艦長は実際に存在したそうで
- その後の砂漠行軍も中々に絶望的
- 捕虜になりケツを掘られるビクトル
- 本当こいつはろくな目に遭わないな
- エジプト最強の首領、ムラード・ベイ
- 1ページまるまる使っての「わしは殺し合いが好きじゃあ」の一言だけでその危険性が伝わってくる
- シロクマに向かって「黙れ 温暖化させるぞ」と言い放つネルソン
- おまけスペースの話だけどね
- 「望遠鏡の倍率は根性で決まる」
- 編集の言葉らしいがそこまで言い切るのは凄いな